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アーモンドの枝

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週末の 遠い空に続く横断歩道 今日の日と 遠い過去の日の空の間で あのとき交差点で その手を離さないでいたら 今も空の向こうまで 一緒に走っていただろうか AURORA を聴きながら  今日はこれまでに出会った二人の詩人について思う。  一人は 「アーモンドの枝」 という詩をくれた中学の同級生。  彼 の原石には、 かけがえのない宝ものが眠っていた。はずなのに、 自分以外見えなかった僕は それを感じようとしなかった。  そのことが悔やまれるし、そうした自分の生き方はなにも 変わっていないかもしれないことが心寂しい。 全文転載はしないが、 とてもお気に入りだった一節を今日ふと思い出し、 アーモンドの苗を 庭に植えた。  二度と詩を書くことはないと言った友人のために、 いつかアーモンドの花を咲かすために。 「アーモンドの枝」から  ~だから君に   アーモンドの枝を贈るよ   原色を盗むことに心配した僕は   これくらいしかしてあげられないけれど   君が優しい心地で暮らせるように   君が安心して涙を流せるように    だから君に   アーモンドの枝を贈るよ   だから君に   アーモンドの花を咲かすよ~